がん(ユーイング肉腫)治療記録&関連事項備忘録

100万人に1人と言われるユーイング肉腫(希少がん)の治療中のギリAYA世代♂です。同じ病気や、がんになった方の参考までに病気の治療記録と、病気関連の情報の紹介をします。基本的には自分が体験したことなどです。基本方針など詳しくは「このブログについて」をご覧ください。

治療記録7 重粒子線治療開始から完了まで

来る12月20日、いよいよ重粒子線治療開始である。

年内に7回(30日まで)、年明け三が日は重粒子線センターがお休みだから4日からで9回の全16回予定であります・・・三が日休むなら30日(土)も休みにしてよかったのでは?と思ったのは内緒(笑)

 

ursusvirtus3.hatenablog.com

 

12月20日(1回目)

15時半からの予定だったので、余裕をもって14時に到着。

(事前に、予定時刻の30分前までには来てくださいと言われる)

自家用車で高速使って大体1時間ちょっとくらい。

 

僕の行ってた重粒子線センターは大学病院の付属施設であるが、重粒子線センター専用の駐車場があるので駐車場待ちをしなくて良いのである!!!

これが16回通うとなると、思いの外快適で、駐車場が混雑しているときも専用ゲートから悠々とセンターまで行くことができVIPになった気分になってとてもよかった✨

(なお、大学病院本館と重粒子線センター間は、受付で言えば専用バスみたいので載せて行ってくれる。最終日近く以外ほぼ行かないけど)

まあそんな感じで、年末年始に週4日せっせと重粒子線センターと自宅を往復したわけです。

治療自体は30分~長くて1時間で終わるので通院を選択したんですが、意外と往復+治療で時間取られて疲れたのでもうちょい時間かかる距離だったら入院しちゃった方が良いかなと思いました。

重粒子線センターにて

診察カードの受付機もセンター内にあるので、そこで通して番号札発行してもらったあと、横にある受付で専用の冊子(当日の体温や、患部の状態(痛みとか腫れとか)を記載する)を渡す(番号札発行の意味ある?笑)

ロッカーのカギを渡されるので、ロッカーに貴重品や荷物全て入れて、首かけの名札ケースみたいなの(自分の固有管理番号書いてあるのを事前に渡される)を掛ける

電子機器持ち込むと壊れる可能性があるみたいなので、ポケットに携帯や電子キー等の入れ忘れないか注意した方が良い。

普通の外来とは違い、個別の高そうなふかふかソファーに座して待つ(笑

ウォーターサーバーもあるので、水飲みつつ待っていると、看護師さんが来て簡単な問診と、予定時刻になったら呼ぶ旨伝えられる(初回は細かめ)。

テレビは一つ流れてるけど、音声ないし大体暇なので文庫本持ち込んで時間潰してました。

患者は結構いたけど、お年寄りの方が多かったかな~

 

治療の開始

呼び出されて専用のドアから重粒子線設備があるブースへ移動。ちょっと近未来ぽくて楽しい。

僕の場合は左の肩甲骨に腫瘍があるので上半身裸になり、先日作成した方を載せたベッドにうつ伏せに寝る→固定具を装着され準備完了

このとき、前回の記事で記載したかもしれないけれど、固定具はかなりきっちり締め付けられるので、技師さんと対話しながら寝やすい環境構築が大切。&(上半身の場合)満腹で行くと大変な目に合うので、固定具を作成した時と同じくらいのお腹の感じで行くのが良い(笑)

あとはホントに寝てるだけ。ベッドが角度変わったりして位置調整をする時間が10~20分くらい。

治療自体は5分~10分くらいで終わる。

マジで寝てるだけなのでこれでいいのか?と若干不安になりました(笑)

先進医療の偉大さを体感しつつ初回完了。2回目以降も位置調整の時間の違い等はあれど基本的にほぼ同じ✨

一応、身体固定したあとは、急に動いたりすると位置ずれちゃうから動いちゃダメだし、眠らないでとは言われます。(じゃあオルゴールで曲流さないでよとは思いましたがw)

動けない状態で顔とかがカユくなるつらいものがありましたが、我慢してれば治まります。

治療終了後

治療終了後は、基本的には帰宅するだけ(支払いは、治療全部終わってから最終日なので何も発生しない)でした。

16回の間に、重粒子線センター内で治療後の診察が2~3回(患部の状態や、皮膚炎の状態確認)、本館で血液検査1回(僕の場合データが11月のものだったため)、最終日前日に本館の重粒子線外来で診察1回があり完了という感じ。

最後の外来診察で、次回の経過観察の診察日程予約と、改めて治療の副作用(皮膚炎等の説明など)を受ける感じでした。

 

なお、事前にも説明はされていましたが、重粒子線当てたらすぐ腫瘍が消えてなくなるわけではなくて、場合によっては数年かかって消えていくのでしこりみたいなのは残ることがあるとのことでした(4/8現在で左肩にしこりみたいなの残ってますし、肩の腫瘍が減って左肩の形が変わるのも実感してます

 

皮膚炎あんまり症状でないと良いな~と思いつつ、重粒子線治療が終わった翌週の金曜日からIE療法での入院へ!