がん(ユーイング肉腫)治療記録&関連事項備忘録

100万人に1人と言われるユーイング肉腫(希少がん)の治療中のギリAYA世代♂です。同じ病気や、がんになった方の参考までに病気の治療記録と、病気関連の情報の紹介をします。基本的には自分が体験したことなどです。基本方針など詳しくは「このブログについて」をご覧ください。

番外編3『ChatGPT(3.5)でユーイング肉腫の治療方法を問いかけてみた』

知り合いが、研修の感想文をChatGPTで作成して(校正や推敲は別途行った)提出したという話を聞いて、最近ITパスポート試験受験して(少しだけ)生成AIの知識を得たのでせっかくだからChatGPT登録して使用してみました。

 

AIツールを使うに当たっては、ハルシネーションという、生成AIが虚偽の事実を記述する問題があり、今回の記述でもそんな感じの事象がありました。

治療方法の他にも仕事上の専門的な事柄も試してみたんですが、結構適当だな~という感じでした(笑

治療法の論文とか検索にうまく使えないかな~と考えてるんですが中々難しいものですね。

 

コンピュータ言語のコード書いたりとかには便利なのかな?

文章の校正だったり、アイデアの抽出だったり例文、感想文等を考えてもらう分にはかなり便利な印象があります。

というわけで、以下、プロンプト(問いかけ方)毎にどんな記述があったか載せていきます

記述文読むの面倒であれば、各項目の一番下に僕のコメント書いてるのでそれで大体の感じがわかると思います(笑

また、過去記事に具体的な治療方法等まとめてあるので比べてみると面白いかもしれません

ユーイング肉腫について(標準治療含めた概要) - がん(ユーイング肉腫)治療記録&関連事項備忘録

関連記録12 『再発・転移後の治療方法などについて(治験検索、論文サイト他)』 - がん(ユーイング肉腫)治療記録&関連事項備忘録

 

 

※ChatGPT3.5利用時の注意点

最新版はChatGPT4(ただし、有料:月額20ドル)

画像生成は有料プランに登録が必要ぽい

日本語版ChatGPT3.5が出ていますが、本来は英語で記述される生成AIなので、問いかけ方も英文で行った方が正確性が増す模様

ChatGPT3.5だと2021年9月までの情報しか登録されていないらしい

僕の問いかけ方(プロンプト)がへたくそな可能性が大いにある

 

VDC-IE療法とはどのようなものですか? 具体的な薬剤 副作用 治療期間

VDC-IE療法は、がん治療の一種で、神経芽腫(neuroblastoma)という小児がんの治療に使用される化学療法のプロトコルです。VDC-IEとは、「Vincristine(ビンクリスチン)」、「Doxorubicin(ドキソルビシン)」、「Cyclophosphamide(シクロホスファミド)」、「Ifosfamide(イホスファミド)」、「Etoposide(エトポシド)」の各薬剤の頭文字を取ったものです。

具体的な薬剤としては、以下のようになります:

**ビンクリスチン(ビン
**ドキソルビシン(ドキソルビシン
**シクロホスファミド(シクロホスファ
**イホスファミド(イホスファミド)
**エトポシド(エトポ
これらの薬剤は、神経芽腫の治療において、患者の状態や病期に応じて組み合わせて使用されます。

副作用は個人によって異なりますが、一般的な副作用には以下があります:

吐き気や嘔吐
頭痛や疲労
白血球や赤血球、血小板の減少(造血機能の低下)
髄膜炎などの感染症のリスクの増加
髄腔内出血などの出血傾向の増加
治療期間は患者の状態や病期によって異なりますが、通常数週間から数か月間続けられる化学療法のプロトコルです。治療期間中は定期的に患者の体調や血液検査などをモニタリングし、副作用の管理や治療計画の調整を行います。

 

え?神経芽腫の治療法??となったので、下記の問い方に変えてみましたところ

 

VDC-IE療法 ユーイング肉腫 どのようなもの

申し訳ありませんが、VDC-IE療法は神経芽腫(neuroblastoma)の治療に使用されるプロトコルであり、ユーイング肉腫(Ewing sarcoma)の治療には一般的に使用されません。ユーイング肉腫は骨や軟部組織に発生する悪性の腫瘍であり、通常、異なる治療アプローチが必要です。

ユーイング肉腫の治療には、化学療法、手術、放射線療法などが一般的に使用されます。化学療法は腫瘍を縮小させるために使用され、VDC-IE療法ではなく、他の薬剤の組み合わせが一般的に使われます

ユーイング肉腫の治療計画は患者の年齢や腫瘍の場所、病期などに基づいて個別化されます。典型的な治療アプローチは多段階で行われ、複数の専門家が関与して患者に最適な治療を提供します

 

VDC-IEは、ユーイング肉腫の標準治療ではないということに(笑)

僕らは一体なんの治療を受けているのであろうか・・・

もしかして誤診?(笑

 

僕が受けているVAC療法について聞いてみた

VAC療法は、ユーイング肉腫(ユーイング肉腫)などの骨肉腫(osteosarcoma)やソフトティッシュサルコーマ(soft tissue sarcoma)などの治療に使用される化学療法のプロトコルの一つです。VACとは、Vincristine(ビンクリスチン)、Doxorubicin(ドキソルビシン)、Cyclophosphamide(シクロホスファミド)の各薬剤名の頭文字を取ったものです。

 

頭文字取ってもVACにならないんですが・・・

ドキソルビシンは別名アドリアマイシンだからか?

いやでもビンクリスチンとアクチノマイシンDとシクロホスファミドでVACと国立がん研究センター中央病院のサイトに書いてあるで!

VAC療法 | 国立がん研究センター 中央病院 (ncc.go.jp)

 

再発・転移後の治療薬剤を知りたい(ユーイング肉腫 再発 転移 抗がん剤 で問いかけ)

ユーイング肉腫が再発し、転移した場合、通常、化学療法が主要な治療法の一つとなります。以下に、再発や転移したユーイング肉腫の治療に使用される一般的な抗がん剤の例を挙げます。

1. **イフォスファミド(Ifosfamide)**:
 - DNAの合成を阻害し、がん細胞の増殖を抑制する作用があります。再発や転移したユーイング肉腫の治療において、イフォスファミドは頻繁に使用されます。

2. **エトポシド(エトポシド)**:
 - DNAの複製を阻害し、がん細胞の増殖を抑制する作用があります。他の化学療法薬と併用され、再発や転移したユーイング肉腫の治療に使用されることがあります。

3. **ドキソルビシン(Doxorubicin)**:
 - DNAの合成を阻害し、がん細胞の増殖を抑制する作用があります。再発や転移したユーイング肉腫の治療において、一般的に使用される化学療法薬の一つです。

4. **シクロホスファミド(Cyclophosphamide)**:
 - DNAの構造を変化させ、がん細胞の増殖を抑制する作用があります。再発や転移したユーイング肉腫の治療において、他の薬剤と併用されることがあります。

これらの抗がん剤は、通常、多剤併用療法として使用され、定期的に投与される治療サイクルで行われます。ただし、個々の患者の状態や病歴によって治療計画は異なります。治療計画は通常、専門医や治療チームによって個別化され、患者の状態に応じて調整されます。

 

初発時点での抗がん剤じゃねえか・・・しかもキードラッグ6つのうち4つだけだしまじで何の役にもたたねえ・・・

 

ユーイング肉腫について日本人の論文を教えて欲しい

もちろんです。日本の研究者によって執筆されたユーイング肉腫に関する論文の一例を以下に挙げます。これらの論文は、ユーイング肉腫の病態や治療に関する最新の知見を提供しています。

1. 論文タイトル: "エウロパ病理学賞2019 ユーイング肉腫と柔軟肉腫の病態と治療の進歩"
 著者: 小川祥子、高見直彦
 雑誌: 病理と臨床, 2020年, 38巻, 1号, 21-32頁
 DOI: [10.11153/patologica.38.21](https://doi.org/10.11153/patologica.38.21)

2. 論文タイトル: "ユーイング肉腫と化学療法治療"
 著者: 小坂進、谷口佳一、岡田晃大
 雑誌: 新悪性腫瘍診療学, 2018年, 8巻, 2号, 179-185頁
 DOI: [10.14800/nomj.8.2.179](https://doi.org/10.14800/nomj.8.2.179)

3. 論文タイトル: "ユーイング肉腫の分子病態と治療戦略"
 著者: 杉田尚樹、野島慶一、林俊樹
 雑誌: 日本小児血液学会雑誌, 2017年, 31巻, 1号, 7-12頁
 DOI: [10.15064/jpshem.31.1_7](https://doi.org/10.15064/jpshem.31.1_7)

これらの論文は、日本国内でのユーイング肉腫の病態や治療に関する研究成果を示しています。興味があれば、それぞれのDOIリンクから詳細を確認できます。

 

これは、『おお!?』となったけれど、リンクページは存在せず、論文タイトル検索しても(今のところ)出てこず、『ユーイング肉腫 著者名』でネット検索しても著者が出てこない・・・

ちなみに、ユーイング肉腫について書かれてる本を問い合わせると、存在しない架空の本が出てくるから、上記論文も存在しない疑惑w

まとめ

ChatGPT3.5が学習当時あったサイトなどの情報から具体的に参照するものはわりと正確性が出てくるけど、それでも一般的な記述になるから、もっと踏み込んだ具体的なことを知りたい場合は自分で調べる必要がありそう。

また、PDF化されて保存されてる論文とかは学習対象になってないのかな?というイメージ。

今のところは補助的な使い方で、便利に使うという感じなのかなあ

最初の方にも書いたけど、できれば再発・転移時の治療法を調べるのに役立てたかったけれど、それはちょっと難しそうなので残念。

ChatGPT4にすれば違うのだろうか。けど月額20ドル払うのモチベーションはないなあ