がん(ユーイング肉腫)治療記録&関連事項備忘録

100万人に1人と言われるユーイング肉腫(希少がん)の治療中のギリAYA世代♂です。同じ病気や、がんになった方の参考までに病気の治療記録と、病気関連の情報の紹介をします。基本的には自分が体験したことなどです。基本方針など詳しくは「このブログについて」をご覧ください。

治療記録2 VAC療法(初回)

 

8月25日入院~投与当日まで

さすがにこの頃になると、左肩が結構痛くなっていたので、早く投与してくんね~かなと思いながら金~日曜を過ごす。

なんなら、整形外科病院で腫瘍指摘されてからユーイング肉腫告知までの間が一番メンタル不安定で病状も悪化した気がしなくもない。

わりとメンタル状態って病状や副作用に影響する気がするんだよなあ。

などと思いつつ、パソコンを持ち込んで(病院はWiFi無いのでテザリングでネットつないで)、仕事の資料作ったりしてました。

 

VAC投与開始当日

朝にCVポートに点滴針を刺され準備完了!しかしなかなか抗がん剤投与が始まらない。看護師さんに聞いたら、薬が届いたら始まるということで、結局12時頃に開始。

点滴自体は2時間くらいで完了したが、最後のエンドキサン投与中に途中から手先が痺れるわ、頭がチクチクするわ、鼻水が止まらなくなるわで大変だった。

看護師さんに伝えたら、一時投与ストップし、類似事例調べた後に再開。

薬剤師さん曰く、おそらくアレルギー反応か、知覚過敏的な感じなんだろうということでした。

投与完了すると同時にピタっと止まったのでまあ良いかと(笑)

この時点では、他に吐き気や倦怠感等の副作用は特になし。夕飯もモリモリ食べられたため、余裕こいて友人や親に、『抗がん剤意外と楽勝だわ!』的なLINEを送ったりしてました。

この頃は、病院食も意外と美味しいなあとか思いながら食べてたなあ。

しかしなんだかんだ抗がん剤投与で疲れていたのか、消灯の21時には就寝。

※VAC療法の詳細については別記事ご参考に

余裕こいた結果、夜中に大変なことに

深夜1時頃、物凄い寝汗と喉の渇き、手足の痺れで目が覚める。

が、手足の痺れが凄すぎてほとんど動けないし、水分を摂ろうにも用意していたのが500mlペットボトル2本しかない。

それを飲み干し、一時就寝するも1~2時間おきに同じ症状で起きるのを繰り返す。

飲み物は無くなったが、ナースコール押す体力もなく(というかしんどくてナースコールの存在を忘れていた)、そのまま朝まで苦しんでいた。

 

投与翌日(退院)

朝食についていた水分を取って少し回復したが、食事は食べられず状態。偏頭痛がやばい。

が、本日退院である(笑
10時退院だったのでふらふらしながら退院準備と退院手続きを行い退院。

入院支援センターによって、次回の入院予約と、退院面談を看護師さんと行わなければならないということで、これも気力でなんとかクリア(経過はまったく覚えていない)

 

そして、タクシーで帰宅(約40分)

帰宅後は、偏頭痛と倦怠感に加え、しゃっくりが止まらなくなるが、どうしようもないのでウィダーインゼリーとポカリスエットを大量に摂取してひたすら寝る感じになった。

 

退院翌日(外来と、午後から仕事へ)

朝、体調は以前優れないものの、なんとか起きて自家用車で外来へ行き、Gラスターを注射。

がんセンターのレストランへ行き、蕎麦だけ食して午後から仕事へ。

仕事中は本当にしんどかった。来客対応や外回りもあったけど、なんとかこなして帰宅→そのまま就寝といった感じだった。

退院後の副作用等について

倦怠感・吐気

初回においてはほぼ無し。ただし、食欲は少し減る。

便秘

退院翌日から土曜日まで便秘状態に。食事は退院翌日夜からは普通に食べれていたので、お腹が張ってやばかった。この時点では退院時処方で便秘薬などは貰っていなかったので、大変だった。

結局、土曜にウサギのフンのような固くて小さい便が出てから、2時間くらい頑張って排せつ→日曜から正常化(臭いし量多いしで大変だった。)

脱毛

全然毛抜けないじゃんと余裕こいていたら、翌週金曜夜に一気に脱毛が発生。(投与から2週間くらいしたら抜け出すよとは言われていた)

友達と夕飯食べに行く前に、シャワーを浴びて、頭を洗おうとするも手にひたすら髪の毛がついて洗えない。浴室がホラー状態になりつつあったため、用意しておいたバリカンでセルフ剃り。

その後、外食先で友達と会ったが、いきなり坊主になっていたので驚いていた(そらそうよ)。後ろの方に剃り残しがあるのを見つけられて爆笑されました(笑

 

腰痛(Gラスター?)

Gラスター注射後6日目の昼から腰痛に。そこまでひどくはなく、翌日には治まる。

発熱(Gラスター?)

Gラスター注射後7日目の夜8時~11時にかけて発熱。翌日に仕事上の大きな打合せがあったため、慌てて事務所の所長に連絡。代わりに行って頂くことになるも、夜中に平熱に戻ったのでなんとかなった。

 

次回以降のVACへの反省として

・夜中の症状としゃっくり、偏頭痛は、おそらく大量の寝汗による水分不足から来ていると思われるため、VAC投与中から就寝までに水分を多めに摂取(2リットルから3リットル目安)することを対策として決定

抗がん剤投与翌日は仕事休ませてもらうことを決意

・便秘薬を一応もらっておくことを決意

 

ということで次は9月半ばから入院ということで、とりあえず日常に戻ることに。